Sunny day!
晴れた！完全な晴れである、久しぶりの。
というわけで、朝から自転車でスタンレーパークへ向かう。空気は少し冷たいが、景色は最高。雨に降られる心配もなし。
風もほとんどないので、湾はまるで鏡のよう。いつもの通りEnglish Bayまで走り、そのままスタンレーパークへの自転車道をたどる。最初は流れでぐるっとパークの外周を一巡したが、よく考えるとパーク内の景色を見逃している。
というわけで、途中から自転車を降りて押しながらパークの中を散策。
下はStanley’s Bar and Grill。入りたいところだが、今日はサンドイッチを作って持ってきているので、我慢我慢(笑) 水族館を抜けて、トーテムポールまでたどり着く。
コーヒーを片手にしばし休憩。サンドイッチってなんでこんなに美味しいんだろう。
ダウンタウンへの自転車道へ。途中水上飛行機が離着陸している。遊覧飛行だけでなく、バンクーバーアイランドやビクトリアへ、実用的な定期旅客便が就航しているのだ。いつか乗ってみたい。
そのままEnglish Bayへ戻ってぼうっとしていると日没。4時過ぎには暗くなる。最後の写真はカナダの先住民であるイヌイットのシンボル、イヌシュクだ。バンクーバーオリンピックのシンボルにもなった。
帰りにスーパーで10ドルほどでタイ米を買ったら、sweet rice (sticky rice)であったことに後で気づく。もち米みたいに甘くてくっつきやすい。5kgも買ってしまったので、どうやって消費しようか...。良いレシピを考えないと。
Christmas
(Gastown)
無事に書類の手続きも済み、年明けから勤務開始ができることになった。ホッとしていると、クリスマス休暇に大家さんのホームパーティに招かれる。こちらはクリスマスとその翌日が2連休で、少し離れた家族同士がひとところに集まって過ごす。電車で1時間ほど行ったところのSurreyで、のんびりと夕食をご馳走になった。クリスマスに一人にしたくなかったといわれ、感激。
雨が降らない日がないほどだが、懲りずに晴れ間を見つけては自転車に乗る。Creekside ParkからBC placeの南側を抜けて、English Bayまで車と完全に離れた自転車道が整備されているので、写真を撮りながら進む。English Bayで日が沈むのを見ようと目論んでいたのだが、雲が邪魔をして見られなかった。
街歩き
週末は少し時間ができたので、市内をあちこち散歩していました。
カナダプレイスではクリスマスのディスプレーがされていました。雨模様だったので、せっかくの路上演奏も聴衆がほとんどおらず、少し残念。
次は公立図書館。sky trainのVancouver City Centerから少し東に行ったところにありました。遠くからもわかる美しい建物で、カラフルなロゴがいいですね。住所があるので、受付で利用者カードを作ってもらえました。コンピューターも無料で利用できますし、本も市内の複数の箇所から借りることができます。受付のお兄さんに「最上階のラウンジは行った？」とオススメされましたが、時間がなかったのでまた今度。
そのあとは、あてもなくブラブラと散策。ダウンタウンからBroadwayの方へ橋を徒歩で渡ることにしました。City of Glassと言われますが、橋の上からの眺めはなかなか壮観ですね。別の日には住宅街を歩いていたらリスが居たりと、私としてはダウンタウン以外の魅力の方が大きいようにも思いますが。
天気が良くなったので油断して、大家さんが貸してくれている自転車で出掛けてみると、すぐに雨に降られてしまいます。とはいえ、すぐに晴れて、服も比較的早く乾くのでそれはそれでいいのかもしれませんが。当然ですが、自転車は車道走行で、ヘルメットは必ず着用が必要です。自転車道があるところを選んで進むと比較的スムーズですね。
ハウジングファースト
(バンクーバー市庁舎)
昨日は無事にWork Permit（就労許可証）とSIN number（社会保険番号）をもらうことができたので、今日はそれらを持って銀行口座を開設する。日用品の買い物などは日本のクレジットカードが使えるし、カナダでの給与から支出するのでなければ、為替や海外への送金手数料などを考えるとクレジットカードを利用するのが良いだろう。ただ、家賃の支払いなど、現地の銀行口座がどうしても必要な場面がある。私の場合は、仕事上の手続きで銀行口座がないと臨床ができないので、口座開設は真っ先にやらないとならないことの一つだ。
日本でも同じだと思うが、銀行口座を開設するには、原則としてホテルやホステルなどの一時滞在ではない、決まった住所が求められる（銀行によってはホテルなどの仮住まいでも口座を開設してくれるところもあるようだ）。なので、1月から予定通り仕事を始めるためにも、住所の確保は自分にとって優先度が高かった。「仕事をしたい → 銀行口座が必要 → 住所が必要」というように、何をするにも住居がないと始まらないというわけだ。まさに、「ハウジングファースト」である。
ハウジングファーストの原則はここカナダでもホームレス支援に広く取り入れられている（Housing First Approach - Canada.ca）。もっとも、「どのような状況に置かれていようと、人には住居を与えられる権利がある」ということが前提であるので、厳密に私の状況に当てはめることは意味を取り違えてしまうことになるが。ただ、住所がないと何も進まないもどかしさは、留学生の身分になって非常に実感するところである。
銀行で口座を開くには、あらかじめネットや電話でアポイントを取る必要がある。あとは決まった時間に身分証明書やWork Permitをもって出かければ良い。銀行の職員はとても気さくで、制服はTシャツでフランクな雰囲気が日本の銀行と大分異なる。20分ほどで無事に口座開設ができた。
1月からの研修開始に向けて、まだまだ手続きが続く。
出発
2年と少し前にカナダ留学を目指して今日、やっと出発の日を迎えられた。やや寒いが晴天の東京と比べて、バンクーバーはきっと雨なのだろうと思い込んでいたが、今日に限って言えば寒さもむしろ和らいで感じられ、雨も降っていなかった。
旅行以外の海外一人旅は初めてなので、緊張しながら入国審査と、就労許可証(work permit)の申請をする。人の列がそれなりにできていたので時間がかかることを覚悟したが、そこまで待たずに入国日から一年間の就労許可がもらえた。
その後は部屋を大家さんに案内してもらったあとで、Service CanadaでSIN numberの申請。こちらも時間はかからず、無事に番号をもらえた。時差もあって眠くなってきたので、近くのスーパーで食材を買う。一緒に並んでいた年配の女性に駐車場のことを聞かれて、今日がバンクーバー初日であることを答えると、そのまま留学の話がはずむ。Traineeとして臨床の勉強に来たことを伝えると、Good luck! と励ましてくれた。
初日にして、とにかく人が暖かいと感じた。借りた部屋も大家さんの思いがこもった大切な部屋なので、大事に使わせてもらおうと思う。明日以降も、いろいろと手続きが続いていく。
